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ごあいさつ

医療人キャリア支援室長のごあいさつ

男女共同参画支援部門部門長
法医学講座准教授
高瀬 泉

 この度、医療人キャリア支援室長を拝命致しました髙瀬と申します。すべての医療人が、その属性にかかわらず、各々のワーク・ライフ・バランスを大切にしつつ、お互いの立場を尊重しながら、生き生きと働くことができる環境を整えることが当支援室の果たすべき役割であると考えます。

 1人1人が抱える苦労や課題などはその時々の状況でさまざまで、また、その受けとめ方、抱え方、そして、解決へのとり組み方なども多様です。サポートにあたりましては、個々の医療人が真に望むことを率直に声にでき、その声が適切な対応につながるよう、当支援室がその一助となれればと考えております。

 2009年10月から山口大学に着任致しましたが、これまでに県のプロジェクトに係る会議や医師会・警察医会の講演・研修会などで大学以外の医療者の皆様にお会いすることも多く、時には、お力をお借りするなど大変お世話になってまいりました。各分野でご活躍の皆様との顔の見える距離感が山口県の強みではないかと日々大変有り難く思っております。

 これまでに作られている県内のネットワークのご縁を大切に、また、新たに医療人となる若い人たちにも広げ、相談しやすい環境を整え、個々が抱える問題にできるだけ早い段階で関わり、仕事を継続できるよう、また、速やかな復職につなげられるようお役に立ちたいと存じます。

 引き続き当支援室の活動にご協力賜りますようお願い申し上げます。

(2018年4月)


山口県女性医師キャリアコーディネーターのごあいさつ

山口県女性医師キャリア・コーディネーター
松田昌子

 山口県における女性医師のキャリア・アップ支援事業が2015年に始動開始して4年目にはいりました。近年の医師国家試験合格者に占める女性の割合は約35%、3人に1人は女性医師という時代、大学卒業後、研修医を経て臨床修練に励む時期と、妊娠・出産の適齢期が重なる女性医師のキャリア形成にどのような支援ができるか、また、近年は、親の介護に直面した人たちへの情報提供やアドバイスの必要性などを考えることが多くなりました。

 ホームページ、「女性医師キャリア支援ネットin 山口」に、「こんにちは!先輩」というコラムを設け、県内外の先輩女性医師の方々から後輩に向けて応援メッセージを書いていただいています。女性が医師として仕事をやり続けるには、“続ける”という強い意志、上司や同僚など職場の理解とその方たちへの感謝の気持ち、そして家族の協力などが重要なことなのだとわかります。どなたもすべてが思い通りに運んだわけではないと思いますが、その時々で、誠実にベストを尽くして今日までこられた過程は、世の中に一つだけのストーリーのヒロインをみるようです。一方、今年初めから、女子医学生さんのメッセージを同じホームページの「わたしは医学生」というコラムに掲載しています。医師になるという明確な目標に向かって真面目に努力している一方、時に耳にはいってくる家庭と仕事を両立させることの大変さに対して、漠然とした不安も感じとれます。数年後には一人の医師として飛び立つ彼女たちがその素直な夢を実現できるようにできるだけのことをしなければ、という責任を痛感します。

 近年、政府主導で「働き方改革」の推進について数々の議論が進んでいますが、医療界では過重労働解決への道は遠いとしか思えません。子育て中の女性医師への業務軽減措置は、即、他の医師への負担増しにつながるため、特に医師数が少ない部署では難しい問題です。今後、医師の高齢化が進むことも考えますと、医療現場の業務のスリム化が解決への一番の近道ではないかと思う昨今です。

 山口大学医学部附属病院内に設置された医療人キャリア支援室には事務担当者が常駐し、いつでもご連絡を受けられる体制にあり、相談内容に応じて、院内の女性医師をご紹介します。キャリア・アップを目指している方、育児や介護のため休業後、復職したいと思っている方、妊娠・出産・育児、介護等で仕事と家庭との両立に困難を感じている方、県外から山口県に転入してきて就職先を探している方など、仕事を続けたい、再開したいと望んでおられる女医さんには何かお力になれるかもしれませんので、どうぞ、お気軽にご相談ください。

(2018年4月)