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ごあいさつ

医療人キャリア支援室長のごあいさつ

澁谷景子
男女共同参画支援部門長
医学系研究科放射線腫瘍学 教授

 男性も女性もすべての医療従事者にとってより良い医療環境を整備することは男女共同参画支援部門の使命であります。医療人にとってより良い環境とは、各々が生き生きと個々のスキルを磨き、一人ひとりの役割にやり甲斐をもって専念できる環境であると考えます。

 一生の仕事の期間を通じて、様々なライフイベントに遭遇するとき、或いは、将来の進路を考えるとき、戸惑うこと、不安に思われることは多々あるのではないでしょうか。キャリア支援室は男女を問わず、すべての医療者に対し、キャリア設計やワークライフバランス維持への継続的な支援をおこなっていくことを目的とし、設立いたしました。

 各自が志と目標をもって、医療人としてのキャリアと使命を継続できることが、山口県全体の医療を支え、さらに発展し続けるための大切な鍵であると考えます。医療人キャリア支援室では、皆さんと皆さんの職場が様々なライフスタイルに対応し、活き活きと輝き続けられますよう少しでもお手伝いできればと考えております。また、皆さんからのご提案やご要望、ご意見が、当支援室の活動をより実あるものに発展させていくものと考えます。

 当キャリア支援室が最大限に活用されますとともに、多くの方々にご参画頂けましたら幸いに存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


山口県女性医師キャリアコーディネーターのごあいさつ

松田昌子
山口大学名誉教授

 “女性医師キャリア・コーディネーター”を拝命しました松田と申します。山口県より山口大学が委託された女性医師のキャリアアップ支援事業を担当していくことになりました。かつて、山口県医師会男女共同参画部会での経験を生かして、女性医師の方々のお役に立ちたいと考えています。

 女性医師の数は年々増加傾向にあり、厚労省の2012年の調査では29歳以下の医師に占める女性医師の割合は35%、30~39歳では約30%と報告されています。医師としての仕事に男女の別はありませんが、結婚し妊娠・出産という人生の大きなイベントを経験する女性医師がどのように働き、どのようなキャリアを積んでいくのかということは、今後の医療界にとって重要な問題であり、真剣に考えていかなければなりません。

 日本では結婚や出産を機に離職する女性が欧米に比べて多いというのが現実ですが、女性医師でも同様の傾向があります。日本医師会の行ったアンケート調査では、仕事を中断(休職)、離職した理由として挙げた人は、出産が70%、子育てが40%と三位以下を大きく引き離しています(出典:日本医師会.女性医師の勤務環境の現状に関する調査報告書―平成 21 年 ―)。すなわち、出産し子育てをしながら仕事を続ける人の負担を軽くすることは、女性医師の離職を防ぎ、復職を容易にする最も有効な手段といえます。一方で、女性医師に対しても仕事の中で感じる楽しさや喜びに加え、医学教育を受けた者として社会の要請に応えるために、医師として仕事を続けていくキャリア意識も忘れてはならないことを伝えていけたらと考えています。

 女性医師キャリア・コーディネーターの役割は、医師としてのキャリア・アップを目指している方はもちろん、育児や介護のため休業後、復職したいと思っている方、妊娠・出産・育児を前に、仕事と家庭との両立に不安を感じている方、県外から山口県に転入してきて就職先を探している方など、仕事を続けたい、再開したいと望んでおられる女医さんを対象に、制度や子育て情報の紹介、職場との仲介など、どんなご相談にも対応していくことです。

 キャリア支援室には事務担当者が常駐し、いつでもご連絡を受けられる体制にありますので、気軽にご相談ください。